東芝メモリ(株)
キャリア採用

フラッシュメモリの性能を決める
メモリチップそのものの回路設計

フラッシュメモリのチップは、厖大な数のメモリセル(不揮発性の記憶素子)を含んだ形で構成されています。大まかに言うと、必要に応じて様々な電圧をメモリセルに与えて、セルへの電子の出し入れを緻密に制御することで、データの書き込みや読み出し、消去を行うのです。とはいえ、ナノオーダーの小宇宙のなかでの電子回路の動作であり、配線の超微細化やメモリセル配置の3次元化、ひとつのセルに複数のデータを記録する多値化といった技術革新が進むなか、いかに正確にスピーディに読み書きを行うか、隣接するセルの影響等によって起こりやすくなるエラーをどう防ぐかなど、高度で複雑な問題の解決が求められます。こうした問題と向き合いながら、メモリチップそのものの回路を設計していくのが、メモリ設計技術者のミッションであり、当社のフラッシュメモリの性能を決定する根本の役割を担うと言って過言ではありません。実務の観点では、トランジスタを利用するアナログ回路設計と、RTL(Register Transfer Level)での論理回路設計が二本柱。アナログ担当とデジタル担当を軸にプロジェクトを組み、マーケティング部門やメモリデバイス開発部門と連携し開発ターゲットを決定、工場プロセス部門と連携し管理値を決めるなど、市場や顧客の要望にマッチし、生産性の高いメモリチップの創出を図ります。

アナログとデジタル、どちらの使命も重大

マイコンの設計では、既定のトランジスタを使って、どのような機能を実現するかを考えます。これに対し、メモリチップの設計では、トランジスタの特性が開発段階に応じて変更されるメモリセルプロセスの影響を受けて変化しつつ、中々所望のものにならないといった状況を踏まえ、製造部門と連携しながら、より良い回路構成を組み立てる必要があります。アナログ技術では、いかに電圧を精密にコントロールして、速やかに電子を出し入れし、データをスムーズに読み書きできるようにするか。トランジスタ特性がメモリプロセスで制限される中、いかにインターフェースを高速化するか。デジタル技術では、論理回路や制御回路をどう組み立てて、セル内のデータを制御し、要求仕様を満足させていくか。回路設計の良し悪しは、高速化や低消費電力化など、メモリの根幹的な性能に直結しているうえ、絶えず次世代を見据えた開発が求められるので、メモリ設計エンジニアの担うミッションはきわめて重要で多岐にわたっております。それだけに、キャリアを積み重ねて中途入社した技術者も多く、DRAMのメモリセル制御設計や高速インターフェース設計経験者、液晶のリソグラフィ経験者、EDAツールのプログラミング経験者など、多彩な専門分野出身の方が活躍しています。加えて、リソグラフィや半導体設計に関するツール使用経験、トランジスタやイメージセンサの知識・経験、回路パターンマスク設計スキルをお持ちの方も歓迎しております。

  • 左)メモリ事業部メモリ設計第二部
    部長 斉藤 栄俊
  • 右)メモリ事業部メモリ設計第一部
    部長 向井 秀夫
  • ※インタビュー内容は取材時のものです。(2017年取材)

東芝メモリの技術

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