東芝メモリ(株)
キャリア採用

システム技術研究開発センター
センター長
大脇 幸人

PROFILE

1983年
入社。(専攻は応用物理)
1983年~
DRAMの設計
1991年~
ケンブリッジ大学でデバイスの研究
1997年~
システムLSIの設計と高速化のためのデバイス技術開発
2000年~
FeRAMをインフィニオンと共同開発
2007年~
マルチメディアSoC事業の推進
2011年
現職

※インタビュー内容は取材時のものです。(2017年取材)

3年先・5年先・10年先の
ソリューションを視野に。

2020年には40ZB(ゼッタバイト:テラバイトの10億倍)以上のデータ量が生み出され、情報爆発が起こると言われるほど、ビッグデータの時代は加速的に進み続けています。 システム技術研究開発センターは、こうした流れを捉えながら、3年後・5年後・10年後に、コンピュータシステムやストレージがメモリデバイスに何を求めているのか。将来的なソリューションを追求しています。
具体的には、NAND型フラッシュメモリの誤り訂正や低消費電力化、インターフェースの高速化といった要素技術を開発し、さらに、新規開発のソフトウェア含めSSD及びフラッシュメモリ応用システムに適用していくのが3年先までのテーマ。また、同時に、ストレージクラスメモリを組み込んだ次世代ストレージシステムの開発。さらにストレージコンピューティングの研究と、5年先・10年先を見通したR&Dを展開しています。

脳を可視化するアプリを
MITと共同で開発。

取り扱うデータが大量になればなるほど、ストレージに近いところでプロセシングするほうが有利になります。 ストレージコンピューティングやニアメモリコンピューティングと呼ばれる最先端のトレンドで、私たちもいち早く着目。広大な記憶領域を利用するアプリケーションの事例として「全脳投影」。生物の脳のすべての部分を3次元で可視化するビジュアライゼーションを、MIT(マサチューセッツ工科大学)と共同で開発しています。
MITが作る脳の膨大な細切れの画像データを、きれいにして、つなぎ合わせて、いかにリアルタイムに見える化していくか。脳科学を切り口に、ストレージコンピューティングのひとつの形を提示。成果を電子商取引など、もっと大量のデータを扱う分野に展開して、メモリメーカーの立場からコンピュータシステムの革新に寄与していこうと期しています。

IT企業など異業界から
キャリア入社する方も。

センターでは、符号化や誤り訂正等の要素技術を取り入れたシステムづくり、高速インターフェース、ソフトウェアと幅広い業務を網羅しています。
所属するメンバーも多彩で、キャリア入社の前職は、半導体関連の製造業やコンピュータメーカー、組み込み系、ミドルウェア、アプリケーションの開発やWebサービス等IT企業など。専門分野も物理、情報科学、応用数学、機械工学、通信工学など多岐にわたります。
あまり知られていませんが、当社はメモリ、ストレージ、SSDのメーカーであると同時に、それらを活用したコンピューティングも手がけているのです。そこまで踏み込まないと、メモリやストレージに必要な要件は明らかになりません。特にIT系など異業界の皆さんには、多角的なR&D推進を積極的にお伝えしていきたいですね。

こう使えば、こうできると
先んじて打ち出せる。

私は入社以来、DRAMやシステムLSIの設計、ケンブリッジ大学でデバイスの研究、海外メーカーとの新規メモリ開発など、さまざまなジャンル、フィールドで活動してきました。
当センターでもMITや、ストレージの研究が盛んなUCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)に継続して人材を派遣しており、活躍フィールドはグローバルに広がっています。
3次元の「BiCS FLASH™」を含めて、メモリをどういうトポロジーでつないだら高速プラットフォームを提供できるか。数年後に本格化するストレージクラスメモリの最良のインターフェースやシステムとは、といった実験的なトライアルにも力を入れています。次世代商品開発のコア技術を担っているわけで、「こう使えば、こうできる」という未来形を、先んじて打ち出せる面白さに満ちていると自負しています。

ストレージを知ることが
大きな武器になる。

私どものセンターにキャリア入社して得られるメリットは、ストレージシステムを組めるエンジニアになれることでしょう。
それも、今あるものではなく、超巨大だったり、高速だったり、柔らかであったりする近未来のストレージで、符号化技術、高速データ転送技術、ビッグデータ処理のアプリケーションなど、数々の先端テクノロジーが織り込まれています。
ストレージがなければ、コンピュータは動きません。そして、データの大量化とともに、プロセッサはストレージに近づきつつあります。コンピュータシステムに関連するエンジニアには、ストレージをよく知ることが、今後の大きな武器になるのです。
市場も飛躍的に伸びています。市場があって競争があれば、鍵を握るのは研究開発。競争に打ち勝つために新しいものを生み続けていく。その先頭に立てるのが何よりの働きがいだと、私たちは日々、肌で感じています。